「少年」

透き通るような青空の下で、少年は駆け回っていた。
体に不釣合いな、大きなボールを蹴りながら。
熱い日差しを受けて汗だくになりながら、
楽しそうに笑っていた。
純粋な笑顔、純情な情熱、そんな少年の笑顔が
僕の笑顔をも誘い出した。
後何年かたって大人になってもこの気持ちは忘れたくない。
そう思って僕もボールを蹴りだした。


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